PROJECT REPORT
建築中|2026年末 完成予定愛媛県西条市で建築中の、DAIYAHOMEスタッフ・黒河の自邸です。日ごろお客様に住まいをご提案している人間が、自分の家では何を選ぶのか。断熱材からサッシの型番まで、すべて公開します。
※ 背景は建築中の現場写真(2026年8月撮影)です。
WHAT IS GRADE 7
この住宅の外皮平均熱貫流率(UA値)は 0.26 W/(㎡・K) です。愛媛県西条市は省エネ基準の地域区分「6地域」に該当し、断熱等性能等級7の基準値である UA値0.26以下 を満たしています。第三者評価機関によるBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の評価を取得済みです。
断熱等級7は、2022年10月に新しくつくられた断熱等性能等級の最上位(等級7)です。愛媛県西条市が属する「6地域」では、UA値0.26以下が条件になります。
UA値とは、家の中の熱がどれだけ外へ逃げやすいかを表した数字です。小さいほど、熱が逃げにくい。つまり、夏は涼しく冬は暖かい家になります。
なお2025年4月からは、新築住宅に省エネ基準への適合が義務づけられました。下の表の等級4が、その最低ラインにあたります。
省エネ性能が高いとされるZEH水準(等級5)と比べても、
UA値(熱の逃げやすさを表す数値)は およそ半分 の水準です。
WHY MY OWN HOUSE
大屋不動産株式会社 住宅事業部 DAIYAHOME
黒河
日ごろ、お客様の家づくりのご相談をお受けしています。この家は、その私自身が住むために建てているものです。
私は設計の人間ではありません。日ごろ、お客様の家づくりのご相談をお受けしている立場です。
だからこそ、いつも思っていました。自分が住んだことのない性能の家を、自信を持っておすすめできるだろうか。カタログの数字は説明できます。でも「実際どうなんですか」と聞かれたとき、本当のところは分かっていませんでした。
DAIYAHOMEの標準仕様は断熱等級6です。国の基準としては十分に高い水準です。ただ、そこから一段上の等級7となると、断熱材の入れ方も窓の選び方も、考え方そのものが変わります。壁は外張りと充填のダブル、屋根も二重。当然、費用も上がります。
それだけの差額を払う価値が本当にあるのか。光熱費はどれだけ下がるのか。夏の西日は。冬の朝の廊下は。お客様に判断していただく前に、まず自分のお金で建てて、住んで、確かめる。それがこの家を建てている理由です。
ここで分かったことは、良かったことも、思ったほどではなかったことも含めて、このページで正直にお伝えしていきます。「等級7にして良かった」だけの話にはしません。
HIGHLIGHTS
性能だけの家ではありません。暮らしやすさとデザインを両立させています。
建築中の現場写真雨の日でも濡れずに車から玄関へ。趣味の空間としても収納としても使えます。延床面積41.5坪には、このビルトインガレージは含まれていません。数字以上に広く使える平屋になっています。
建築中の現場写真外からの視線を気にせず、光と風を家の中心へ。平屋だからこそ、どの部屋からも庭が見えます。カーテンを開けたまま暮らせる、というのが中庭のいちばんの価値だと考えています。
ガラスを3枚使ったLIXILの高性能窓TW。家の中で最も熱が逃げやすいのは窓です。等級7を実現するうえで、窓の性能は避けて通れません。結露のしにくさや、外の音の静かさにも効いてきます。
完成イメージ階段のない暮らしは、歳を重ねてからも安心です。生活のすべてがワンフロアで完結する。断熱性能が高いからこそ、これだけ大きなLDKでも家じゅうの温度差が出にくくなります。
建築中の現場写真壁はキューワンボードによる外張り断熱と、アムマットプレミアムの充填断熱を併用。屋根も吹付断熱の上にさらに外張りを重ねています。等級7は、断熱材を厚くするだけでは届きません。
外壁はアルティメットウォールの塗り壁に、石張りとSOLIDを組み合わせ。軒天は木目。床はブラックウォールナットの挽板。性能の家は素っ気なくなりがちですが、そうはしたくありませんでした。
照明や空調などをスマートフォンや音声で操作できる仕様にしています。HEMSでエネルギーの使用状況も見える化。高断熱の家は空調の効き方も変わるため、暮らしながらどう使うのが快適なのかを試していきます。
断熱で「使うエネルギーを減らし」、太陽光で「つくる」。給湯はハイブリッドのエコワン。等級7の断熱性能と組み合わせると、光熱費がどこまで下がるのか。ここが一番の関心事です。
※ 「完成イメージ」と表示した画像はCGパースです。実際の仕上がりとは異なる場合があります。「建築中の現場写真」は、この家の実際の工事の様子です。
SPECIFICATION
何をどう使って等級7にしたのか。主要な建材・設備を、製品画像とあわせて公開します。

耐力面材
地震の力を「面」で受け止める耐力面材。建築レポートの現場写真に写っている青いパネルがこれです。
画像提供:吉野石膏株式会社

外張り断熱
アルミ箔面材の高性能断熱ボード。壁と屋根を外側からすっぽりと包みます。
画像提供:アキレス株式会社

充填断熱
壁の内側に充填するロックウール断熱材。外張りと合わせたダブル断熱で等級7に届かせます。
画像提供:JFEロックファイバー株式会社

サッシ
ガラスを3枚使ったトリプルガラスの窓。家の中で最も熱が逃げやすい窓を強化します。
画像提供:株式会社LIXIL

玄関ドア
断熱仕様の玄関ドア。開口部からの熱の出入りを抑えます。
画像提供:株式会社LIXIL

換気
24時間の計画換気システム。高気密の家の空気を、計画的に入れ替えます。
画像提供:日本住環境株式会社

キッチン
セラミックトップのペニンシュラ型キッチン。フロントオープン食洗機を組み合わせます。
画像提供:クリナップ株式会社

浴室
キープクリーンフロアを採用したシステムバスです。
画像提供:タカラスタンダード株式会社

洗面
メラミン素材を活かした、造作スタイルの洗面空間をつくります。
画像提供:アイカ工業株式会社

給湯
ガスと電気を組み合わせるハイブリッド給湯器です。
画像提供:リンナイ株式会社

衣類乾燥機
ガスの力で一気に乾かす衣類乾燥機です。
画像提供:リンナイ株式会社
※ 製品画像は各メーカーの許諾を得て掲載しています。メーカーの代表イメージを含むため、実際に採用する色・型番とは異なる場合があります。
GX HOUSE
GX志向型住宅とは、国の住宅省エネ支援制度「みらいエコ住宅2026事業」で定められた区分のひとつです。断熱性能だけでなく、エネルギーの使い方まで含めた基準が設けられています。
上記は当社が設計段階で確認した内容です。GX志向型住宅として認められるかどうかは、交付申請時の審査によって決まります。この家が取得している第三者認定はBELS(断熱等級7)であり、GX志向型住宅の認定ではありません。
断熱等級7は、この要件のうち「断熱」の部分にあたります。等級6以上が条件のところを、さらに上の等級7で建てているということになります。
そして高断熱の家は、それだけでエネルギーを使わなくなるわけではありません。つくったエネルギーをどう使うか、無駄をどう減らすか。HEMSと太陽光を組み合わせて、そこまで含めて設計しています。
REPORT
工事の進み具合を、随時お届けします。
2026.08.07
設計データをもとに作成した完成イメージ(CGパース)と、建築中の現場写真をこのページに掲載しました。実際の工事の様子は、下の8月2日のレポートをご覧ください。
2026.08.02
柱と梁の構造体が組み上がり、家のかたちが見えてきました。外壁では耐力面材(タイガーEXハイパー)の施工が進んでいます。この面材の上にさらに外張り断熱材(キューワンボード)を重ね、内側からの充填断熱とあわせた等級7仕様のダブル断熱をつくっていきます。



2026.08.01
断熱等級7(UA値0.26)の認定を取得し、現在建築中です。年末の完成に向けて、これから工事の様子を随時お伝えしていきます。完成見学会も予定しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
IN EHIME
これは、私たち自身がいちばん考えたことです。愛媛県西条市・新居浜市・四国中央市は省エネ基準の地域区分で「6地域」、松山市は「7地域」。全国的に見れば温暖なエリアです。北海道のような寒さはありません。
「そこまでの断熱は要らないのでは」というご意見は、もっともだと思います。実際、断熱等級7は北海道や東北で語られることが多く、四国で等級7を実際に建てている例はまだ多くありません。
それでも建ててみようと思ったのは、愛媛の暑さのためです。
西条市も新居浜市も、夏は相当に暑くなります。瀬戸内の夏は風が止まり、夜になっても気温が下がりきりません。断熱は「冬の寒さを防ぐもの」と思われがちですが、夏の熱を家の中に入れないためにも効きます。屋根と壁から入ってくる熱をどれだけ止められるかで、エアコンの効き方はまったく変わります。
もうひとつは電気代です。この先、電気料金が下がっていく未来を、私たちは前提にできませんでした。家は30年、40年と使うものです。今の料金ではなく、これからの料金で考えたときにどうか。そう考えて、等級7という選択をしました。
ただし、すべてのお客様に等級7をおすすめするつもりはありません。費用は確実に上がります。だからこそ、実際に建てて住んでみたうえで、「ここまでやる価値があったのか」を正直にお伝えしたいと考えています。それがこのページの目的です。
※ 地域区分は市町村ごとに国が定めています。断熱等級7のUA値基準は6地域・7地域とも同じ0.26以下ですが、日射に関する基準(ηAC)は異なります。DAIYAHOMEの施工エリアは西条市・新居浜市・四国中央市・松山市です。
FAQ
断熱等級7は2022年10月に新設された、断熱等性能等級の最上位です。愛媛県西条市が属する6地域では、UA値0.26以下が基準となります。ZEH水準とされる等級5(UA値0.60)と比べると、UA値はおよそ半分の水準です。なおUA値は熱の逃げやすさを表す計算上の指標であり、実際の光熱費や体感は間取り・設備・住まい方によって異なります。また2025年4月から、新築住宅には等級4相当の省エネ基準への適合が義務づけられています。
建てられます。DAIYAHOME(大屋不動産株式会社 住宅事業部)は愛媛県西条市に本社を置き、西条市・新居浜市・四国中央市・松山市で注文住宅を手がけています。現在、当社スタッフの自邸として、西条市内で断熱等級7(UA値0.26・BELS評価取得済)の平屋を建築中です。なお当社の標準仕様は断熱等級6であり、等級7は仕様を上げてお応えする形になります。費用は等級6と比べて上がりますので、ご予算とあわせてご相談ください。
「冬の寒さ対策」としてだけ考えるなら、愛媛で等級7は過剰と言えるかもしれません。ただし断熱は、夏に外の熱を家の中へ入れないためにも働きます。西条市・新居浜市の夏は瀬戸内特有の蒸し暑さがあり、夜間も気温が下がりにくいため、屋根や壁からの熱の侵入を抑える意味は小さくありません。また今後の電気料金を考えると、30年40年と住む家では判断が変わってきます。とはいえ費用は確実に上がるため、すべての方に等級7をおすすめしているわけではありません。当社は等級6を標準としています。
UA値0.26です。第三者評価機関によるBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の認定を取得済みで、断熱等級7として確定した数値です。
GX志向型住宅の要件に沿って設計しています。ただし適合が確定するのは交付申請時の審査によります。この住宅が取得している第三者認定はBELS(断熱等性能等級7)であり、GX志向型住宅の認定ではありません。GX志向型住宅は国の補助制度「みらいエコ住宅2026事業」の区分のひとつで、愛媛県内が該当する5〜8地域の補助額は110万円です。予算上限に達した場合は締切前でも受付が終了するため、交付を保証するものではありません。申請は建築事業者が行います。
DAIYAHOMEの標準仕様は断熱等級6です。ただし、最高グレード商品「鎧-YOROI-」では断熱等級7を標準仕様としています。この住宅は、その等級7を実際に建てて住んで検証する取り組みであり、ここで得た知見を商品づくりに反映しています。
2026年末に完成見学会を予定しています。日程が決まり次第、このページとDAIYAHOME公式サイトでお知らせします。先行してご案内をご希望の方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
OPEN HOUSE
断熱等級7の家が、実際どのくらい暖かいのか。
ぜひ、ご自身の体で確かめにいらしてください。
日程が決まり次第、このページでお知らせします。
先行してご案内をご希望の方は、下記よりご連絡ください。