COLUMN

コラム

穏やかな暮らしは収納で決まる|整理の基本

2025.12.25

この記事でわかること

  • なぜ「収納を整えると心が穏やかになる」のか

  • 収納を有効活用する3つの基本(物の住所/ワンアクション/収納8割)

  • 今日からできる、家事がラクになる収納の具体例

  • 片付けが続く“仕組み化”のコツ(リバウンド対策)


年末年始・季節の変わり目は「片付けのベストタイミング」

年末年始の大掃除や、暮らしの節目は「家を整えたい」と思いやすい時期です。忙しい毎日の中で、なんだか落ち着かない/いつも時間に追われると感じているなら、原因は“モノの居場所”にあるかもしれません。


なぜ収納を整えると、心が穏やかになるのか

穏やかな暮らし・心の豊かさは、実は「収納」を整えると見えてくることがあります。
整理収納アドバイザーとして見ていると、穏やかに暮らしている方ほど収納を“上手に使い切っている”という共通点があるんです。

ここで言う「上手」とは、たくさんしまい込むことではありません。
必要なモノが、必要な場所に、必要な量だけある=“物の住所”が決まっている状態です。


収納は「見えないように隠す場所」ではなく、暮らしを支える仕組み

収納は、ただ片づけて見えなくするための場所…と思われがちですが、本来は**暮らしを支える“仕組み”**です。
使う場所の近くに、ワンアクションで取り出せる収納があるだけで、家事の負担はぐっと軽くなります。


収納を有効活用する3つの基本

「収納の有効活用」の答えは、結局この3つに集約されます。

1)物の住所を決める(迷子をゼロに)

  • “とりあえず置き”をなくす

  • 使う人が見ても分かる場所にする

  • ざっくり分類(例:文具、薬、電池、工具 など)

「探す時間」が減るだけで、気持ちの焦りも減っていきます。

2)使う場所の近くに置く(動線で勝つ)

 

 

例えば、こんな配置が効果的です。

  • 洗濯機の横にタオルや洗剤ストックをまとめる

  • 玄関に外出セット(鍵・印鑑・マスク等)を集約する

  • キッチンは動線順にモノを配置する(調理→盛付→片付け)

こうした小さな工夫が、「探す」「戻す」という無意識ストレスを減らしてくれます。

3)詰め込みすぎない(収納は8割が目安)

収納を有効活用するうえで大切なのは、詰め込みすぎないこと。収納8割を目安にすると、出し入れがスムーズになり、自然と片づいた状態を保ちやすくなります。


「余白」が心の余裕をつくる

収納に余白があると、見た目が整うだけでなく、気持ちにも影響します。空間に余裕があると、不思議と気持ちが落ち着き、「今の暮らし」に目が向くようになります。
穏やかな暮らしは、完璧を目指さなくて大丈夫です。


片付けが続く人は「がんばらない仕組み」を持っている

整理収納は、がんばるためのものではありません。家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、見直しながら育てていくものです。

続けるコツはこれだけです。

  • 「毎日きれい」じゃなくてOK

  • 戻しやすい仕組みを作る(戻す場所が近い・分かりやすい)

  • 1日5分の“リセット時間”を決める(夜の歯磨き前など)

モノの居場所が整うことで、心にも静かな余裕が生まれ、穏やかな暮らしにつながっていきます。


西条市・新居浜市の注文住宅で“収納が活きる間取り”の考え方

これから家づくりをする方は、収納量だけでなく「使い方」までセットで考えると後悔しにくいです。

  • 玄関:土間収納+外出セットの定位置

  • 洗面:タオル・下着・洗剤が“1歩”で取れる配置

  • キッチン:パントリーを“動線の途中”に

  • ファミクロ:洗う→干す→しまうが最短になる位置に


今日からできる収納チェックリスト(保存版)

  • よく使う物ほど「使う場所の近く」にある

  • 物の住所が家族にも伝わる(ラベル・定位置)

  • 収納は8割以下で、出し入れがスムーズ

  • 「探す」「戻す」が発生しにくい動線になっている

  • “とりあえず置き”の仮置き場が決まっている(1か所だけ)


よくある質問(FAQ)

Q1. 収納が少なくても有効活用できますか?

できます。ポイントは「量を増やす」より、**物の住所と動線(近くに置く)**を整えることです。

Q2. 収納8割が守れません…。

まずは1か所だけ(例:洗面台下)でOK。8割の余白ができると出し入れがラクになり、維持しやすくなります。

Q3. 片付けが苦手でも続きますか?

続きます。「毎日きれい」より、戻しやすい仕組みがあるかが大切です。


まとめ:穏やかな暮らしは、収納の“仕組み”でつくれる

収納は隠す場所ではなく、暮らしを支える仕組みです。
物の住所/ワンアクション/収納8割の3点を押さえるだけで、「探す」「戻す」が減り、心にも余白が生まれます。

注文住宅 収納アイデアはこちら⇓の収納施工事例から
https://daiyahome-style.com/gallery_tag/%e5%8f%8e%e7%b4%8d/

西条市/新居浜市の施工事例を動画で見たい方はコチラ⇓
https://daiyahome-style.com/youtube/

2026年も、楽しい1年にしていきましょう。

前へ

一覧へ

次へ

トップコラム穏やかな暮らしは収納で決まる|整理の基本