コラム|DIY・暮らしの工夫
DIY塗装で失敗しないコツ|プロが重視する下地処理
DIY塗装の「ムラ」「剥がれ」「素人っぽさ」は、だいたい下準備不足が原因です。 この記事では、養生・下地処理・下塗りを中心に、初心者でも完成度を上げる段取りをまとめます。
✅ この記事でわかること
- DIY塗装で失敗する“根本原因”
- 養生・下地処理(ペーパー/清掃/脱脂)の具体手順
- 下塗り→中塗り→上塗りの役割と順番
- ムラ/刷毛跡/境目を減らすコツ
- 段取りチェックリスト(保存版)
💡 結論:塗装は「塗る前」が9割
プロは作業時間の大半を下地づくりに使います。 いきなり上塗りすると、ムラ・剥がれ・耐久性低下につながりやすいので、工程を守るだけで仕上がりが変わります。
※ アイキャッチ画像(既存)はそのまま残してください。
まず押さえる:塗装の基本工程(順番が命)
🔁 基本の流れ(この順番を崩さない)
- 養生(汚したくない場所を守る)
- 表面処理(ペーパー掛け/清掃/脱脂)
- 下塗り(密着を良くする“接着剤”の役目)
- 中塗り(色・膜厚を整える)
- 上塗り(見た目と耐久の仕上げ)
⚠️ 「下塗りは要らない」と省くと、密着不足→剥がれ の原因になりやすいです。迷ったら入れる前提が安全です。
失敗しない養生の基本(ここで8割決まる)
養生は地味ですが、仕上がりの「キレ(境目の美しさ)」を作る最短ルート。 ここが甘いと、どれだけ丁寧に塗っても最後に“残念感”が出ます。
養生で守る場所
- 床(養生シート・段ボールなど)
- 壁・枠・金物・ガラス
- 取っ手や丁番などの部品(可能なら外すのが理想)
養生テープのコツ(にじみ・波打ち対策)
- 貼る前にホコリを拭く(密着が弱いと塗料が潜る)
- 角は指でしっかり押さえる(にじみ防止)
- まっすぐ見せたいラインは、テープを引っ張りすぎない(波打ち防止)
📝 ワンポイント
“プロっぽい仕上がり”の人は、ほぼ例外なく養生が丁寧です。
下地処理のやり方(ペーパー掛け・清掃・脱脂)
下地処理は「塗料が食いつく土台づくり」。ここをサボると、上塗りを頑張っても報われません。 “削り落とす”より“ならす”イメージで進めると失敗が減ります。
1)ペーパー掛け(表面処理)
目的は2つ
- 表面を整えて、刷毛跡・ムラが出にくい状態にする
- 細かな傷を作って、塗料の密着を上げる
角や端は特に丁寧に。剥がれやすいポイントです。
2)清掃(粉・ホコリ取り)
ペーパーの粉が残ると、ザラつきや密着不良の原因に。掃除機+乾拭き、必要に応じて固く絞った布で拭き取りましょう。
3)脱脂(手垢・油分取り)
建具や棚など「手で触る場所」は、意外と油分が残ります。中性洗剤の拭き取りや脱脂剤で、塗る直前に整えると失敗が減ります。
下塗りで差が出る:プライマー/シーラーの考え方
下塗り=「接着のための層」
素材によって相性があるので、迷ったらメーカー推奨を最優先に。 目安としては、木部・金属・ツルツル面(メラミン等)で下塗り材が変わります。
- 木部:シーラー/木部用下塗り
- 金属:サビ止め入り下塗り(必要に応じて)
- ツルツル面:密着用プライマーが重要
💬 “上塗りが剥がれる”の多くは、下塗り(または脱脂)で防げます。
ムラ・刷毛跡を減らす塗り方(初心者でも実践しやすい)
刷毛とローラーの使い分け
基本の塗り方(失敗を減らす3原則)
- 一度に厚塗りしない(垂れ・ムラの原因)
- 乾燥時間を守る(重ね塗りでヨレやすい)
- 端→面の順で、塗り継ぎが見えにくいように
“境目が出る”ときの対策
- 乾き始めてから触らない(触るほどムラになる)
- つなぎ目は手早く、同じ方向で整える
段取りチェックリスト(保存版)
📋 塗る前(準備)
- どこを塗るか/塗らないか決めた
- 養生テープ・シートを準備した
- ペーパー掛け → 粉取り → 脱脂までやった
- 下塗り材(プライマー/シーラー)を用意した
- 換気・防護(手袋/マスク)を用意した
🎨 塗っている最中
🧼 塗った後
- テープは適切なタイミングで剥がす(塗膜を傷めない)
- 乾燥中は触らない/物を当てない
- 匂いが残る場合は換気を継続
実話:家族DIYでも“素人っぽくならない”理由
現場では、建具の塗装を「家族でDIYに挑戦」して、想像以上にきれいに仕上がった例もあります。 共通していたのは、養生や刷毛ムラ対策など下準備を理解して工程を守ったこと。 DIYはコスト面だけでなく、家づくりへの参加=愛着にもつながります。
よくある質問(FAQ)
Q1. いきなり上塗りしても大丈夫?
A. おすすめしません。ムラ・剥がれ・耐久性低下につながりやすいので、まずは養生と下地処理、必要なら下塗りまでが基本です。
Q2. 下塗りは必ず必要?
A. 素材や塗料にもよりますが、失敗を減らす意味では“入れる前提”が安全です。ツルツル面や触る頻度が高い場所は、密着が大きく変わります。
Q3. 家の中で塗るときの注意点は?
A. 換気・匂い・養生が最重要です。床や金物の保護、乾燥中にホコリが付かない環境づくりも意識してください。
Q4. “素人っぽさ”が出る最大の原因は?
A. 境目の甘さ(養生不足)と、下地の不均一さです。塗り技術より、準備の丁寧さが見た目を左右します。
まとめ|DIY塗装は準備で決まる
DIY塗装で失敗しない最大のコツは、塗る技術より「塗る前の準備」です。 養生→下地処理→下塗り→重ね塗りの順番を守れば、DIYでも完成度はしっかり上がります。
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