松山市で注文住宅を建てるなら|土地探しのコツと5つのチェック項目
2026.09.23
「松山で家を建てたいけれど、いい土地がなかなか見つからない」——家づくりのご相談で、いちばん多いお悩みかもしれません。松山市は愛媛県でもっとも土地が動くまち。情報は多いのに、どれが自分たちに合う土地なのかは分かりにくいものです。
この記事では、愛媛県西条市の工務店DAIYAHOMEが、松山市で注文住宅を建てるときの土地探しのコツを、2026年の地価調査の数字と、契約前に必ず見るべき5つのチェック項目にまとめて解説します。
松山市の土地は県内では高めですが、価格差は「平均」ではなく「その1区画の条件」で決まります。用途地域・接道・高低差・地盤とハザード・インフラの5点を先に確認し、土地と建物を必ず「総額」で見ること。これが松山市の土地探しで失敗しないいちばんの近道です。
01松山市の土地相場|2026年の地価調査から読む
まず、いまの松山市の地価を客観的な数字で見てみましょう。2026年9月に公表された愛媛県の地価調査(毎年7月1日時点の価格を調べるもの)によると、松山市の全用途平均は1㎡あたり12万1,100円で、前年から0.1%の上昇でした。
いっぽう愛媛県全体は0.8%の下落で34年連続の下落。ただし価格が上がった地点は前年の53地点から60地点へ増えました。つまり県内では、利便性の高い場所は上がり、そうでない場所は下がる二極化が進んでいます。
住宅地の水準はエリアでずいぶん違います。西条市が1㎡あたり3万円台前半、新居浜市が4万円前後なのに対し、松山市は8万円台前後(調査により7万円台後半〜9万円台と幅があります)。坪に直すとおおむね坪26万〜31万円程度が目安です。
ただし松山市内でも、中心部と郊外では坪単価が数倍違うことも珍しくありません。平均値を予算にそのまま当てはめず、候補の土地を1件ずつ条件で比べるのが現実的な進め方です。
02中心部か郊外か|同じ予算で建てられる家が変わる
松山市の土地探しは、「利便性」と「広さ」のどちらを優先するかで方向性が大きく分かれます。
中心部(松山市駅・大街道・道後の周辺など)は、通勤・通学や買い物の便がよく、資産性も期待しやすいエリアです。そのぶん土地は高く、区画も小さめ。限られた敷地では2階建て・3階建てや、上へ抜ける吹き抜けの設計が主役になります。
郊外(市の北部や東部、南部の住宅地)なら、同じ予算でも広い区画が視野に入ります。駐車2台分と庭を確保しやすく、ワンフロアで暮らせる平屋も現実的な選択肢に。当社の施工実績も7割超が平屋です。

迷ったときの考え方はシンプルです。土地は買い直せませんが、建物はプランで調整できます。通勤時間や実家との距離など動かせない条件を先に決め、「この広さならどんな家が建つか」を建築会社と一緒に考えていくと、ぶれずに進められます。
03契約前に見るべき5つのチェック項目
価格と広さだけで決めると、あとから「思っていた家が建たない」「予定外の費用が出た」ということが起こります。次の5点は申し込みの前に必ず確認を。
- 用途地域・建ぺい率・容積率/敷地にどれだけの大きさの家を建てられるかを決めるルール。建ぺい率は30〜60%、容積率は50〜200%などの範囲で都市計画により定められ、市内でも場所ごとに異なります。第一種低層住居専用地域には高さ10mまたは12mの絶対高さ制限もあります。
- 接道/建築基準法では、原則として幅員4m以上の道路に2m以上接している敷地でなければ建物を建てられません(建築基準法第43条)。間口が狭い土地は、駐車計画や工事車両の出入りにも影響します。
- 高低差・造成/道路より低い・高い土地は、擁壁や盛土などの造成費が別にかかることがあります。
- 地盤とハザード/地盤が弱ければ改良工事の費用がかかります。洪水・土砂災害・津波の想定は、松山市のハザードマップで必ず確認を。
- 上下水道などインフラ/前面道路に本管が来ているか、引き込み済みか。新たな引き込みが必要だと数十万円単位で費用が変わります。
特に見落とされやすいのが3〜5です。土地代が安くても、造成・地盤改良・引き込みで100万円単位の差がつくことがあります。地盤については地盤調査で改良が必要と言われたら?で詳しく解説しています。
04松山市ならではの注意点|市街化調整区域という線引き
松山市の土地探しで他市とはっきり違うのが「線引き」があることです。松山広域都市計画区域では、街をつくる市街化区域と、市街化を抑える市街化調整区域が分けられています。
市街化調整区域は原則として新築が制限され、用途地域の指定もありません。地区計画や優良田園住宅など松山市が定める方針に沿った例外制度はありますが、条件や手続きは複雑で、同じ「調整区域の土地」でも建てられる場合と建てられない場合があります。相場より明らかに安い土地は、まず線引きと農地かどうかを確認を。農地なら農地転用の手続きも必要です。

線引きの有無は自治体によって違い、県内には線引きを行っていないまちもあります。エリアをまたいで探している方ほど「前に聞いた話」が通用しない点にご注意を。近隣エリアの事情は西条市で家を建てる|エリア別の特徴と土地相場でも取り上げています。
05土地と建物は「総額」で考える
土地探しで最後につまずきやすいのが、お金の組み立てです。かかるのは土地代と建物代だけではありません。造成・地盤改良・外構・給排水の引き込み、登記やローンの諸費用まで含めた総額で見ておく必要があります。
もう一つが支払いのタイミングです。一般的な注文住宅では着工時・上棟時に中間金が発生するため、住宅ローンの実行前に「つなぎ融資」を組んで利息や手数料を負担するケースが多くあります。土地を先に購入する場合は、ここが意外と大きな差に。仕組みは支払いは完成時に|ダイヤホームの引渡し直前一括払いで解説しています。
土地が決まってから資金計画を組み直すより、「土地にいくら、建物にいくら」を先に決めてから探すほうが、結果的に良い土地に出会えます。枠が決まっていれば、いい物件が出たときに迷わず動けるからです。
DAIYAHOMEを運営する大屋不動産株式会社は、1970年創業・西条市に本社を置く地域密着の会社です。住宅事業部(DAIYAHOME)に加えて不動産事業部(宅地建物取引業 愛媛県知事(15)第852号)を持ち、土地探しから設計・施工までを一つの会社の中でご相談いただけます。土地情報と「その土地にどんな家が建つか」を同じテーブルで話せるのが強みです。相続した土地や実家の活用は、ソリューション事業部とも連携します。

施工エリアは西条市・新居浜市・四国中央市・松山市。一邸ごとにゼロから設計する完全自由設計で、打合せの回数に制限はなく何回でも無料です。断熱等級6(UA値0.46以下)は追加費用なしの標準仕様、耐震等級3も多くのお住まいで取得しています。価格は仕様・プランによりますが、付帯工事等まで含めて坪単価70万〜85万円(税抜)、平均の建物価格は約2,300万円(税抜)です。
Qよくある質問
松山市の土地は愛媛県内で高いですか?
市街化調整区域の土地でも家は建てられますか?
土地と建物は、どちらを先に決めるのがよいですか?
DAIYAHOMEは松山市でも建てられますか?
- 2026年の愛媛県地価調査で松山市の全用途平均は1㎡12万1,100円・前年比+0.1%。県全体は0.8%下落で二極化が進む
- 住宅地は坪26万〜31万円程度が目安。ただし「市の平均」ではなく候補地1件ずつの条件で比べる
- 中心部は利便性、郊外は広さ。動かせない条件を先に決めると土地選びがぶれない
- 契約前に用途地域・接道・高低差・地盤とハザード・インフラの5点を必ず確認
- 松山市には市街化調整区域がある。安すぎる土地は線引きと農地かどうかをまず確認
- 土地代だけでなく造成・地盤改良・外構・諸費用まで含めた総額で資金計画を立てる