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施工事例

西条市の和風平屋|掃き出し窓から入る趣味の土間がある家

延床面積:46.91㎡【約14.19坪】 /
敷地面積:95.93㎡【約29.02坪】

愛媛県西条市の和風平屋の外観。切妻屋根に大きな庇屋根を重ね、白い塗り壁調の外壁と黒い腰壁でまとめた住まい

切妻屋根に大きな庇屋根。掃き出し窓から土足のまま入れる、趣味のための土間。 愛媛県西条市に建てた、延床14坪・1DK+土間の平屋の注文住宅。

畑と住まいが隣り合う、西条市の郊外。
畑仕事を終えたら掃き出し窓から土間へ入って道具を片づけ、障子越しのやわらかい光のなかで一服する。
そんな一日のために建てた、和室に木の柱を見せる真壁づくりの平屋です。

EXTERIOR柱と軒がつくる、縁側のような居場所

化粧柱で庇屋根を支えたポーチ。掃き出し窓から土間へ直接出入りでき、腰かけて庭を眺められる縁側のような場所

化粧柱で支える深い軒。玄関前が、そのまま縁側のような居場所になる

切妻の屋根に濃い色の瓦を葺き、その前へ大きな庇屋根を張り出しました。 外壁は白い塗り壁調の面と黒い石調サイディングの腰壁で上下に分けています。 和風の平屋は、色の使い方しだいで重たく古びた印象になりがちです。 壁の下半分を濃い色で締めることで、白い面が軽やかに浮かび上がり、 周囲の田園風景のなかでも輪郭がはっきり見えるようにしています。

この家でいちばん時間を使ったのが、土間へ通じるポーチです。 化粧柱で庇屋根を大きく前へ張り出し、雨の日でも濡れずに出入りできる深さを確保しました。 夏の高い日差しは庇が遮り、冬の低い日差しは土間の奥まで届きます。 掃き出し窓を開ければ、外とひと続き。 腰かけて庭を眺め、通りかかった人とそのまま立ち話ができる。 かつての日本の家にあった縁側の役割を、現代のかたちで残しました。

INTERIOR柱を見せる、真壁のつくり

ダイニングキッチンから和室を見たところ。建具を入れず、天井まで抜けた大きな開口でつなぎ、二部屋がひと続きに使える

建具を入れず、天井まで抜けた開口でつないだダイニングキッチンと和室

和室は、柱を壁の中に隠さず表に見せる真壁づくりとしました。 今の住宅の多くは柱を壁で覆う大壁づくりです。 真壁は柱と柱のあいだに壁を納めるぶん手間がかかりますが、 木の柱と鴨居が表に出ることで空間が引き締まり、 建物がどう建っているのかが住む人の目にそのまま見えます。

天井は板張り、建具は障子と襖、床は畳。 素材を木・紙・草にそろえたことで、障子を通したやわらかい光が似合う部屋になりました。 桧の腰板を張ったのは土間まわりで、 土間から和室へと歩くあいだ、木の色が途切れないようにしています。 ダイニングキッチンと和室のあいだには建具を入れず、天井まで抜けた大きな開口でつなぎました。 台所に立っても畳の間が見渡せ、二部屋がいつもひと続きの広さで使えます。 仕切らないことで、床面積以上の広がりが生まれています。

POINTこの家の、3つの見どころ

掃き出し窓から土足のまま出入りできる広い土間。石調タイルの床と桧の腰板張り、桧の格子戸でしつらえた趣味のためのスペース

掃き出し窓から土足のまま出入りできる、趣味のための土間

POINT 01

庭から直接入れる、趣味のための土間

この家の中心にあるのが、掃き出し窓から土足のまま出入りできる土間です。 玄関は別に設けてあるので、畑や庭から戻ったときは、家の中を通らずにここへ直接入れます。 床は石調のタイル、腰から下は桧の板張り。 土のついた道具を持ち込んでも、濡れたものを置いても気を遣わずに済みます。 屋根と壁のある作業場が家の中にあれば、天気に左右されずに趣味の時間を確保できます。 この家の延床面積は46.91㎡、約14坪。数字だけ見れば決して広くありませんが、 暮らしの中心に土間を据え、居室を細かく仕切らないことで、坪数から想像するより広く使えています。

POINT 02

桧でそろえた、造作の建具と収納

上がり框、腰板張り、格子戸、シューズクロークの棚まで、木部の樹種と色みをそろえました。 既製品を組み合わせると木目や色が少しずつ食い違いますが、 造作でそろえれば土間から和室まで素材が途切れず、家全体がひとつづきに見えます。 土間の収納は桧の格子戸で目隠しでき、道具をしまえば土間はいつも片づいて見えます。

POINT 03

階段のないワンフロアで、長く住み続けられる家に

生活のすべてがワンフロアに収まる平屋は階段の上り下りがなく、掃除や洗濯の移動も少なくて済みます。 この家では浴室に手すりを設けました。今すぐ必要でなくても、 あとから壁を壊して下地を入れるより建てるときに仕込んでおくほうが確実で、費用も抑えられます。 平屋は坪単価では割高になりやすい建て方ですが、 住み続ける年数で考えたときの安心が、この家の選択理由でした。

SPECIFICATION主な仕様・設備

外壁・内装・造作など、この家の仕様を見る
外壁 白い塗り壁調+黒い石調サイディングの腰壁
上下で色を分け、和風の平屋を軽やかに見せる
屋根 切妻屋根+庇屋根/濃色の瓦葺き
切妻の妻面の前に、大きな庇屋根を張り出した和風の構え
ポーチ(土間の出入口) 化粧柱/庇屋根/石調タイル張り
土間への出入口。雨に濡れずに出入りでき、腰かけて庭を眺められる
壁のつくり(和室) 真壁づくり(柱を見せる納まり)
柱・鴨居が表に出る、日本の伝統的な壁の構成
内装(和室) 畳/障子・襖/板張り天井/柱・鴨居現し
木・紙・草で素材をそろえた
土間 石調タイル張り/桧の腰板張り/桧の格子戸
掃き出し窓から土足のまま出入りでき、趣味の作業ができる広さを確保
造作 桧の上がり框/腰板張り/桧の格子戸/造作収納
樹種と色みをそろえ、家全体をひとつづきに見せる
安全への配慮 浴室に手すり
建てるときに下地ごと仕込み、長く住み続けられるように

DATA建物概要

所在地・面積・間取りを見る
所在地 愛媛県西条市
構造・階数 木造平屋建て(真壁づくり)
間取り 1DK+趣味スペース土間
敷地面積 95.93㎡(約29.02坪)
建築面積 53.53㎡(約16.19坪)
延床面積 46.91㎡(約14.19坪)
※玄関ポーチの軒下は建築面積に含まれ、延床面積には含まれません
施工 大屋不動産株式会社/DAIYAHOME

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