COLUMN

コラム

注文住宅の諸費用って何にいくらかかる?内訳を全部見せます|愛媛の注文住宅

2026.11.01

注文住宅の諸費用 内訳を全部見せます・モデル試算つき|愛媛の注文住宅DAIYAHOMEのコラムのアイキャッチ

「建物の見積はもらったけれど、そのほかに“諸費用”が必要と言われた。いったい何に、いくらかかるんだろう?」——家づくりの資金計画でいちばんモヤモヤしやすいのが、この諸費用です。工事ではないのにかかるお金なので、イメージがつかみにくいのも当然です。

この記事では、愛媛県西条市の工務店DAIYAHOMEが、注文住宅の諸費用を項目ごとの内訳と「その金額がどう決まるのか」という計算の根拠までお見せします。モデル試算付きなので、ご自身のケースにあてはめて概算できます。

結論

諸費用は「だいたい◯万円」と覚えるものではなく、項目ごとに積み上げて計算できるお金です。とくに税金(登録免許税・印紙税・不動産取得税)は税率が法律で決まっているので、評価額と借入額がわかれば自分で概算できます。残りの「司法書士報酬・ローン手数料・保険・引越し」は依頼先ごとに変わるため、早い段階で見積をもらうのが正解です。

01諸費用とは?総額4層のうち「工事ではない層」

注文住宅の総額は、大きく4つの層に分かれています。諸費用はそのうちの1層で、工事をしないのにかかるお金——つまり登記・契約・ローン・保険・引越しといった「手続きと準備」の費用です。

注文住宅の総額は4つの層でできている① 本体工事費基礎・構造・屋根・外壁・断熱・内装・標準設備② 付帯工事費屋外給排水・地盤改良・外構・解体や造成③ 諸費用(この記事のテーマ)登記・契約書の印紙・不動産取得税・ローン手数料火災保険・地震保険・引越し・カーテンや照明④ 土地関連費用(土地から探す場合)見積書に載りやすい①②は工務店の見積書の中心。金額の根拠を質問しやすい層。見落としやすい③は工務店以外(法務局・金融機関・保険会社・引越し業者)に払うお金が多く、見積書に載らないことがある。だからこそ自分で内訳を把握しておくと、資金計画がぶれにくくなる。
諸費用は「工務店以外に払うお金」が多い層。だから見積書だけでは見えにくい

総額全体の考え方は【愛媛】注文住宅の総額はいくら?建物以外にかかる費用一覧でも解説しています。ここからは、その③諸費用を項目ごとに分解していきます。

玄関土間と木目のドア、黒いシューズカウンター。インダストリアルな玄関
鍵を受け取るその日までに、工事以外のお金もいくつも動きます(当社施工事例)

02税金は税率が決まっている=自分で概算できる

諸費用のなかで、唯一「人によって値段が変わらない」のが税金です。税率が法律で決まっているので、評価額と借入額さえわかれば、自分で計算できます。2026年11月時点の内容を整理します。

① 登録免許税|登記のときに納める税金

家と土地を自分の名義にする登記、住宅ローンの抵当権をつける登記にかかります。大事なのは、計算のもとが売買価格ではなく固定資産税評価額(新築建物は法務局が定める基準の価格)だということ。建物の評価額は請負金額よりかなり低くなるのが一般的です。

登記の種類 本則 軽減税率 適用期限
建物(新築)の
所有権保存登記
0.4% 0.15% 2027年3月31日
土地の
所有権移転登記(売買)
2% 1.5% 2029年3月31日
住宅ローンの
抵当権設定登記
0.4% 0.1% 2027年3月31日

※住宅用家屋の軽減には床面積50㎡以上などの要件と、市区町村長の証明書の添付が必要。土地の1.5%は令和8年度税制改正で3年延長された(出典は記事末)。

② 印紙税|契約書に貼る収入印紙

工務店と結ぶ建設工事の請負契約書にかかります。建設工事の請負契約書には軽減措置があり、記載金額が1,000万円超〜5,000万円以下なら軽減後1万円(本則2万円)。軽減の対象は記載金額100万円超の契約書で、適用期限は2027年3月31日までに作成されるものです。土地を売買契約で買う場合は、その契約書にも別途印紙税がかかります。

③ 不動産取得税|あとから県から届く税金

引き渡しからしばらく経って納税通知書が届くため、忘れやすい税金です。住宅と住宅用土地の取得にかかる税率は本則4%が3%に軽減(2027年3月31日まで)。さらに新築住宅は課税標準から1,200万円が控除されるため、評価額が1,200万円以下なら建物分は0円になります。宅地は課税標準が評価額の1/2になる特例(2027年3月31日まで)もあり、住宅用土地には別途減額措置があります。要件や控除額は愛媛県の県税事務所でご確認ください。

④ 土地を仲介で買うなら仲介手数料

税金ではありませんが、金額の上限が法律(宅地建物取引業法)で決まっているので一緒に覚えておきたい項目です。取引額400万円超の場合、「取引額×3%+6万円」+消費税が上限。あくまで上限なので、これより低い額で合意することも可能です。

03住宅ローンにかかるお金|「定額型」と「定率型」で変わる

ここからは金融機関ごとに金額が変わる領域です。それでも「どういう構造で決まるか」を知っておくと比較ができます。

融資を受けるときの手数料には、大きく2つの型があります。数万円の定額型(別途保証料がかかることが多い)と、借入額に対して何%という定率型(保証料なしのことが多い)です。借入額が大きいほど定率型の負担は重くなるので、金利だけでなく手数料・保証料まで含めた総額で比べるのがポイントです。

そしてもう一つ、注文住宅に特有の費用がつなぎ融資です。注文住宅は土地代金・着工金・上棟金と、完成前に支払いが発生することが一般的で、住宅ローンの実行は引き渡し時。この時間差を埋める短期の借入がつなぎ融資で、その利息と事務手数料がまるごと諸費用になります。仕組みはつなぎ融資とは?注文住宅でかかる利息・手数料で詳しく解説しています。

04火災保険・地震保険は「土地の場所」で変わる

住宅ローンを借りる場合、火災保険への加入が条件になるのが一般的です。この保険料、実は同じ予算の家でも建てる場所によって変わります。

損害保険料率算出機構が2023年に届け出た参考純率の改定で、住宅総合保険の参考純率は全国平均で13%引き上げられ、あわせて水災に関する料率がリスクの低い順に1等地〜5等地の5区分へ細分化されました。各社の商品には2024年10月1日以降の契約から順次反映されています。区分は市区町村単位で決まっており、同機構のサイトで調べられます。

河川や海に近いエリアを含む愛媛県で土地を検討するなら、土地の価格だけでなく「その場所だと保険料がどうなるか」も資金計画の一部として見ておくと安心です。火災保険の手配や引越しの段取りはお引き渡し前後の手続きチェックリストにまとめていますので、スケジュールづくりにお使いください。

地震保険は火災保険に付帯して加入するもので、保険料は都道府県と建物の構造で決まります。耐震等級に応じた割引があるため、耐震性能を上げることが保険料の軽減につながる点も知っておくとよいでしょう。

05モデル試算|2,500万円の家+1,000万円の土地で積み上げる

ここまでの税率を使って、実際に積み上げてみます。前提は建物の請負契約2,500万円/土地1,000万円を仲介で購入/借入3,000万円/建物の評価額1,200万円・土地の評価額700万円と仮定/床面積50㎡以上です。

「税率が決まっている項目」だけを積み上げると(モデル試算)土地の仲介手数料39.6万円土地の所有権移転登記10.5万円不動産取得税(土地)10.5万円 ※減額措置の対象抵当権設定登記3.0万円建物の所有権保存登記1.8万円印紙税(請負契約書)1.0万円合計 約66万円※不動産取得税(建物)は1,200万円控除により0円。土地分は住宅用土地の減額措置の対象(要件次第)
税率が法律で決まっている項目だけなら、ここまで自分で計算できる

建物の不動産取得税は、評価額1,200万円から1,200万円を控除して0円。土地の仲介手数料は(1,000万円×3%+6万円)×消費税で39.6万円。合計すると約66万円です。土地の不動産取得税は住宅用土地の減額措置の対象なので、要件を満たせばさらに下がります。

そしてこれに、金額が依頼先で変わる次の項目が加わります。司法書士への報酬/住宅ローンの事務手数料・保証料/つなぎ融資の利息/火災保険・地震保険/引越し費用/カーテン・照明・家具家電/水道の加入金——このあたりです。

木のダイニングテーブルとチェア。ラグとテレビボードのあるナチュラルリビング
家具・ラグ(当社施工事例)
グレージュトーンのリビング。コーナーソファと黒いローテーブル、縦型ブラインドの落ち着いた空間
カーテン・ブラインド(当社施工事例)

入居したその日の「こう暮らしたい」を叶えるカーテン・照明・家具も、実は諸費用に入ってくる項目です。

最後に、資金計画にはぜひ予備費を入れておいてください。地盤改良の有無や打合せ中の仕様変更で金額は動きます。見積が膨らむ典型パターンは見積から100万円以上上がるのはなぜ?よくある5つの原因と防ぎ方でまとめています。

DAIYAHOMEならどうか

諸費用を軽くするうえで、DAIYAHOMEがいちばんお役に立てるのは中間金が不要な「最終金一括払い方式」です。一般的な注文住宅で発生する着工時・上棟時の中間金がなく、建物代金はお引き渡し時にまとめてお支払いいただきます。そのため建物分のつなぎ融資が原則不要——つまりつなぎ融資の利息・手数料という諸費用が発生しにくい進め方です。完成した家を確認してからお支払いいただける安心感もあります。詳しくは支払いは完成時に|ダイヤホームの引渡し直前一括払いをご覧ください。

※土地購入のための借入がある場合は、土地分のつなぎ融資が必要です。※ご契約時の手付金は必要です。

もう一つは打合せの進め方です。DAIYAHOMEは打合せの回数制限がなく、何回でも無料。契約前に間取りの打合せを何度でも重ねてプランを固めてから契約するため、契約後に大きな間取り変更が出て追加費用が膨らむことが起きにくい進め方です(契約後の変更は都度お見積りとなります)。契約後も打合せは無制限で、営業担当は引き渡しまで変わりません。

価格については、坪単価70万円〜85万円(税抜)、平均建物価格は約2,300万円(税抜)を公開しています。この金額は本体工事だけでなく付帯工事等まで含んだ金額です(仕様・プランによります)。土地探しについては、大屋不動産株式会社が不動産事業部(宅地建物取引業 愛媛県知事(15)第852号)を持っているため、土地探しから設計・施工まで同じ会社の中でご相談いただけます。施工エリアは西条市・新居浜市・四国中央市・松山市です。

ブロンズ調のアクセントウォールに壁掛けテレビとグレーのソファ。ホテルライクなリビング
完成した家を確かめてからお支払いいただく進め方です(当社施工事例)

Qよくある質問

注文住宅の諸費用はいくらくらいかかりますか?
諸費用は「いくら」と一言で言える金額ではなく、項目ごとに積み上げて計算するものです。税金(登録免許税・印紙税・不動産取得税)は税率が法律で決まっているため、評価額と借入額がわかれば自分で概算できます。本記事のモデル試算(建物2,500万円・土地1,000万円・借入3,000万円)では、税金と土地の仲介手数料で合計約66万円でした。これに司法書士への報酬、住宅ローンの事務手数料・保証料、火災保険・地震保険、引越し、カーテン・照明などが加わります。これらは依頼先や契約先によって変わるため、必ず見積で確認してください。
諸費用は住宅ローンに組み込めますか?
諸費用も借入の対象にできる住宅ローンは増えていますが、組み込める範囲は金融機関ごとに異なります。また、ご契約時の手付金や契約書に貼る印紙代のように、融資が実行される前に現金で必要になるお金もあります。諸費用をすべて借入でまかなう前提にはせず、手元資金の準備とあわせて資金計画を立てるのが安心です。
登録免許税はいつ、どうやって払うのですか?
登記を申請するときに納めます。実務では、登記を依頼する司法書士へ報酬とあわせて預ける形が一般的です。計算のもとになるのは売買価格ではなく固定資産税評価額(新築建物は法務局が定める基準の価格)です。住宅用家屋の軽減税率を使うには床面積50㎡以上などの要件があり、登記申請書に市区町村長の証明書を添付する必要があります。
愛媛でも火災保険料は地域によって変わりますか?
変わります。火災保険の水災に関する料率は、2023年に届け出られた参考純率の改定で、水災リスクの低い順に1等地から5等地までの5区分に細分化されました(各社の商品へは2024年10月1日以降の契約から順次反映)。区分は市区町村単位で決まり、損害保険料率算出機構のサイトで調べられます。同じ予算の家でも、土地の場所によって保険料という諸費用が変わるということです。
まとめ
  • 諸費用=工事ではないのにかかるお金。登記・契約・ローン・保険・引越しなど、工務店以外に払うものが多い
  • 税金は税率が法律で決まっている。保存登記0.15%・土地の移転登記1.5%・抵当権0.1%、課税標準は固定資産税評価額
  • 建設工事の請負契約書の印紙税は1,000万円超5,000万円以下で軽減後1万円。新築住宅の不動産取得税は1,200万円控除
  • ローン手数料は定額型と定率型で負担が変わる。火災保険は水災等地(1〜5等地)で地域差が出る
  • モデル試算では税金+仲介手数料で約66万円。これに報酬・手数料・保険・引越しと予備費を足して考える

家づくりの実例やイベント情報を発信しています

InstagramYouTube公式サイト

【本記事について】2026年11月時点の情報に基づいて作成しています。制度・価格は変更の可能性があります。最新は公式サイトでご確認ください。登録免許税・印紙税の税率と軽減措置は国税庁の案内、土地の所有権移転登記にかかる軽減措置の延長は令和8年度税制改正の大綱(財務省)、不動産取得税の税率の特例・新築住宅の控除・宅地の課税標準の特例は国土交通省および総務省の資料、仲介手数料の上限は宅地建物取引業法第46条に基づく国土交通大臣の告示(昭和45年建設省告示第1552号)、火災保険の参考純率改定と水災等地区分は損害保険料率算出機構の公表資料をもとにしています。モデル試算は記事内に記載した仮定にもとづく概算で、実際の金額は評価額・借入条件・依頼先により異なります。税額の適用要件は所轄の法務局・愛媛県の県税事務所、保険料は各保険会社にご確認ください。掲載写真はすべて当社の施工事例・施工現場で撮影した実際の写真です。

前へ

一覧へ

次へ

トップコラム注文住宅の諸費用って何にいくらかかる?内訳を全部見せます|愛媛の注文住宅