家の定期点検は何をする?1年・2年・5年・10年点検と暮らしのアンケート|愛媛の注文住宅
2026.10.13
家が完成して鍵をお渡ししたら家づくりは終わり——ではなく、そこからが長いお付き合いの始まりです。とはいえ「定期点検って具体的に何を見るの?」「直してもらえるのはどこまで?」と、イメージが湧きにくい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、愛媛県西条市の工務店DAIYAHOMEが、新築住宅の定期点検で実際に見ているところを、1年・2年・5年・10年という節目ごとに整理してご紹介します。無償で直せる範囲と実費が必要になる範囲の違いも、あわせて解説します。
定期点検は「家の調子を聞き取る健康診断」です。1年・2年は木や建具の動き、5年は外まわりと水まわり、10年は構造と雨仕舞い——見るところは年数で変わります。そして品確法では、引渡しから10年間の責任が法律で定められています。点検のたびに記録を残しておくことが、家を長く持たせる一番の近道です。
01定期点検の前に知っておきたい「法律で決まった10年」
定期点検の話をするとき、まず土台になるのが法律です。住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)では、新築住宅を引き渡した施工会社・売主は、「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」について、引渡しから10年間の責任を負うと定められています(同法第94条・第95条)。基礎・柱・土台・屋根版といった家の骨格と、屋根や外壁まわりの雨仕舞いが対象です。
この10年は契約で短くすることができず(短縮する特約は無効)、逆に20年まで延ばすことは認められています。さらに住宅瑕疵担保履行法により、2009年10月1日以降に新築住宅を引き渡す事業者には保険への加入か保証金の供託が義務づけられました。万一、施工した会社が補修できない状態になっても、費用の裏づけが残る仕組みです。
021年・2年・5年・10年|点検で見ているところ
点検は毎回同じことをするわけではありません。木造住宅は時間とともに表情を変えていくので、年数ごとに「出やすい症状」が違うのです。
1年点検|木が落ち着く時期の建付け
最初の1年で、構造材や造作材は乾いて少しずつ動きます。そのため1年点検では、ドアや引き戸の建付け、クロスの継ぎ目のすき間、床鳴りといった木の動きに由来するものを中心に、夏と冬を一度ずつ越えた家の表情を確認します。


2年点検|調整の仕上げと設備の初期不良
2年目は、1年点検で調整した箇所が落ち着いたかを再確認します。あわせて、住宅設備機器はメーカー保証の期間が建物本体とは別に区切られているため、給湯機器・換気・水栓などの動作をこの時期にしっかり見ておくと安心です。お手元の保証書で期間を確かめておきましょう。
5年点検|外まわりとシーリング
5年を過ぎると、外部の症状が出始めます。外壁の目地シーリング、コーキングの痩せ、バルコニーや軒まわりなど、雨と紫外線にさらされる部分が中心です。防蟻処理の効き目も年数とともに弱まっていくため、再処理をどうするか相談が出てくる時期でもあります(シロアリ対策はどうする?防蟻処理の種類と保証)。
10年点検|構造と雨仕舞いの総点検
10年は、品確法の責任期間が区切りを迎える節目です。構造と雨仕舞いを改めて確認し、外壁・屋根の本格的なメンテナンス計画を一緒に考えます(外壁塗装の時期はいつ?素材別のメンテナンス周期/基礎パッキンとは?床下の換気と土台を守るしくみ)。
03無償で直せること・実費がかかること
点検で一番わかりにくいのが、「どこまで無料で直してもらえるのか」という線引きです。
一般に、住宅の長期保証をうたう仕組みの多くは定期点検以外の期間に不具合の連絡を受けて無償で訪問するという内容で、修理費用そのものが無償とは限りません。何年目まで・どの部位が対象なのかは各社の約款で定められているため、契約前の確認をおすすめします(住宅の長期保証の本当の意味)。

目安としては、職人の手で調整できるもの(建具の建て付け、金物の緩み、コーキングの部分補修など)は無償、モノが必要になるもの(部品交換、機器の取り換え、専門業者の手配)は実費——という切り分けをしている会社が多くなっています。点検の案内が届いたら、自社の基準を聞いておくと安心です。
04点検を「記録」に残すと家は長持ちする
点検は、その日直して終わりではありません。記録を残すことに大きな意味があります。国の長期優良住宅の認定基準では、維持保全の期間を30年以上とし、構造耐力上主要な部分・雨水の浸入を防止する部分・給水排水設備について点検の間隔が10年を超えないことが求められています。地震や台風のあとに臨時点検を行い、結果に応じて修繕・改良することも基準に含まれています。
これは認定住宅に限った話ではありません。台風の通り道にあたる愛媛では、強い風雨のあとに屋根まわりや雨どいを見ておく習慣が、そのまま家の寿命につながります。いつ・どこを・どう直したかが残っていれば、将来の売却やリフォームでも説得力のある材料になります。入居直後の手続きはお引き渡し前後の手続きチェックリストにまとめていますので、記録の保管場所もあわせて決めておくとスムーズです。
05点検の日までに、住まい手ができる準備
点検の時間を濃いものにするために、住まい手側でできる準備が3つあります。
① 気になることをメモしておく。「この引き戸が少し重い」「雨の日だけ音がする」——小さな違和感は、その場では思い出せないものです。スマホのメモに1行ずつ書きためておきましょう。
② 普段見ない場所をのぞいておく。床下点検口、小屋裏、屋外の給湯機器まわり、基礎の立ち上がり。写真を撮って見せていただければ相談もスムーズです。
③ 点検の結果を保管する。報告書や交換部品の記録を保証書と同じ場所にまとめておけば、次の点検で前回からの変化がすぐにわかります。
DAIYAHOMEでは、1年・2年・5年・10年の定期メンテナンスを実施しています。そのうえで、訪問メンテナンスは永年無料——メンテナンススタッフで直せる範囲の修理は無料で対応し、部品交換や物の取り換えが発生する場合はその実費のみを頂いています。
定期点検以外の期間でも、不具合のご連絡をいただければメンテナンス社員が無料で訪問します。建具の調整など、メンテナンス社員が対応できる調整・軽微な補修は無償です。機器の交換・部品交換・専門業者の手配が必要なものは有償となります。
もう一つ大切にしているのが点検のたびにお送りするアンケートです。1年・2年・5年・10年の各点検でGoogleフォームからご意見をうかがい、回答を蓄積しています。「この建材は10年経つとどうなるのか」——住んでいる方にしかわからない声を、長持ちする建材・安心できる材料の選定に反映してきました。今の標準仕様は、その積み重ねの上にあります。
保証年数は、瑕疵保険10年・地盤保証20年・シロアリ保証5年・設備保証10年です。保証内容の詳細はご相談時にご説明します。施工エリアは西条市・新居浜市・四国中央市・松山市。1970年の創業から50年以上、この地域で家を建て、点検に伺い続けてきた工務店です。
Qよくある質問
新築住宅の定期点検は、いつ行われるのが一般的ですか?
定期点検と保証は何が違いますか?
点検で見つかった不具合の修理は無料ですか?
10年を過ぎたら点検はもう必要ありませんか?
- 品確法により、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分は引渡しから10年間の責任。短縮する特約は無効
- 点検で見るところは年数で変わる。1年=建具と内装、2年=設備、5年=外まわり、10年=構造と雨仕舞い
- 無償か実費かの分かれ目は、「調整で直るか」「モノが必要か」。契約前に基準を確認しておく
- 長期優良住宅の基準では維持保全30年以上・点検間隔は10年以内。記録を残すことが家を長持ちさせる
- DAIYAHOMEは1年・2年・5年・10年の定期メンテナンス+永年無料の訪問メンテナンス。点検アンケートを建材選定に反映