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土地選びで見落としがちな追加費用とは?地盤改良・造成・引き込み|愛媛の注文住宅

2026.10.11

土地選びで見落としがちな追加費用(地盤改良・造成・引き込み)の解説記事のアイキャッチ。砕石敷きの敷地に建つ平屋の外観

「予算におさまる土地が見つかった」と思って話を進めたのに、見積りの段階で地盤改良や造成の工事費が加わり、思っていた総額と合わなくなる——土地探しでは意外とよく起こることです。

この記事では、愛媛県西条市の工務店DAIYAHOMEが、土地の価格表には出てこない「土地が原因で増える工事費」を、買う前にどこまで調べられるのかという視点で整理します。

結論

土地の価格は「土地そのものの代金」です。そこに家を建てられる状態にする工事費が別にかかり、同じ坪数・同じ価格の土地でも最終的な総額は変わります。しかも造成と引き込みは買う前に調べられる費用、地盤改良は買ってからの調査で決まる費用。この違いを押さえておくと、土地選びの判断がぐっと楽になります。

01土地の価格に含まれていない「3つの工事費」

不動産情報サイトに出ている価格は、あくまで土地そのものの代金です。その土地に家を建てられる状態をつくる工事費は、別に必要になります。土地が原因で増える費用は、次の3つに分けると整理しやすくなります。

「土地代+建物代」のあいだに入ってくる費用土地の価格情報サイトに出ている金額+土地の条件で決まる工事費同じ価格の土地でも金額が変わる部分+建物の価格① 地盤改良地盤調査の結果で要否が決まる買ってから確定する費用② 造成・高低差土留め・擁壁・盛土・残土処分現地で見当がつく費用③ 引き込み上下水道・電気・ガス役所調査でわかる費用+ 古家があれば解体アスベスト事前調査・滅失登記も※金額は土地の条件で大きく変わります。費用の「種類」を整理した図です
土地代と建物代のあいだに、土地の条件で決まる工事費が入ってくる

大事なのは、②造成と③引き込みは買う前の調査でおおよそ見当がつくということ。逆に①地盤改良は、調査をするまで確定しません。「調べられるものは先に調べ、確定しないものは予備費で備える」が基本の構えです。お金の全体像は【愛媛】注文住宅の総額はいくら?建物以外にかかる費用一覧でも整理しています。

02地盤改良費|買う前には金額が確定しにくい

土地の追加費用でいちばん読みにくいのが地盤改良です。必要かどうかは地盤調査の結果で決まり、その調査はふつう土地を取得して設計を進める段階で行うから。つまり売買契約の時点では、金額が確定していないことが多いのです。

当社の地盤調査はスクリューウエイト貫入試験(SWS試験・JIS A 1221)。ロッドに荷重をかけて回転させながら地中へ入れ、どの深さにどれくらいの固さの層があるかを調べる方法です。

とはいえ、次のような情報は土地を見る段階でも手がかりになります。

  • 造成されたのはいつか、何を埋めて平らにしたのか(元が田・池・水路だと軟弱な層が残ることがある)
  • 古い地形図や航空写真に、旧河道や低湿地の痕跡がないか
  • 周囲の擁壁・ブロック塀・道路に、不自然な傾きやひび割れがないか
  • 自治体のハザードマップで、浸水想定や地盤の情報がどうなっているか

地域の地盤の特性は西条市のうちぬきと地盤で、工法ごとの考え方や費用の目安は地盤調査で改良が必要と言われたら?費用の目安と工法の選び方で解説しています。

03造成・高低差・擁壁|盛土規制法の区域かも確認

道路との高低差がある土地、ひな壇状の分譲地、傾斜地。こうした土地では、建てる前に土地の形を整える造成工事が必要です。土を削る・盛る、土留めや擁壁をつくる、残土を運び出して処分する。いずれも土地の条件次第で金額が動きます。

愛媛県新居浜市の2階建て注文住宅の外観。砕石と土間コンクリートで整えた敷地と門柱
造成を終え、砕石と土間コンクリートで整えた敷地(新居浜市・当社施工)

見落としやすいのが既存の擁壁です。傾きやはらみ、水抜き穴の詰まりがあると、つくり直しや補強が必要になることも。「擁壁付き」は必ずしもプラス材料ではありません。

もうひとつ押さえておきたいのが盛土規制法(正式名称「宅地造成及び特定盛土等規制法」)。2022年5月27日に公布、2023年5月26日に施行されました(国土交通省)。人家のある区域とその周辺などを「宅地造成等工事規制区域」「特定盛土等規制区域」として指定し、区域内の一定規模以上の盛土・切土には許可が必要になります。指定は都道府県知事や市長が行うため、時期や範囲は自治体ごとに異なります。高低差のある土地を検討するときは、規制区域に入っているかを自治体の窓口で確認しておくと安心です。

04ライフラインの引き込み|前面道路に本管があるか

電気・水道・ガスが敷地まで来ているか。これは土地選びのなかで、買う前にいちばんはっきり調べられる項目です。

上水道は、前面道路に埋まっている配水管から敷地内へ引き込みます。この給水装置工事は、水道法第16条の2にもとづいて各水道事業者が指定した指定給水装置工事事業者が施工する仕組みです。工事費のほかに加入金(自治体により分担金・納付金とも呼びます)や設計審査・工事検査の手数料がかかり、金額も名称も自治体ごとの条例で決まります。西条市の場合は「加入金」として、西条市水道事業給水条例に口径ごとの額が定められています。

前面道路に本管があるか・無いか本管が前面道路にある配水管敷地引き込み工事+加入金・手数料本管が無い・口径が足りない本管の延長が必要敷地上記に加えて工事負担金が生じることも※加入金・手数料・工事負担金の扱いは自治体ごとの条例によります
同じ「水道を引く」でも、前面道路の状況で工事の中身が変わる

注意したいのは前面道路に配水管が無い、口径が足りないケース。本管を延長する工事が必要になり、同条例でも布設費用の全部または一部を工事負担金として負担させることができると定められています。金額の幅が大きくなりやすいポイントです。

白いレンガ調の外壁の平屋と、土間コンクリートで仕上げた外まわり。奥には造成中の宅地が見える
敷地まわりの仕上がり(当社施工)。前面道路と敷地の関係が、引き込み工事の内容を左右する

下水道は処理区域内なら接続工事、区域外なら合併処理浄化槽となり維持管理も続きます。電気は近くに電柱がなければ新設が必要、ガスは都市ガス管が無ければLPガスという選択に。

そして見落としがちなのが私道に面した土地です。配管を通すのに持分をもつ方々の掘削承諾が必要なことがあり、同意集めに時間がかかる場合も。費用だけでなくスケジュールにも関わります。広告の読み方は東予の分譲地情報の見方もどうぞ。

05古家付きの土地|解体費とアスベストの事前調査

建物が残ったまま売り出されている「古家付き土地」は、更地より価格が抑えられていることがあります。ただし建てるには解体が前提のため、その費用を土地代と合わせて考える必要があります。

解体で欠かせないのが石綿(アスベスト)の事前調査です。着工前に石綿の有無を調べることが義務づけられ、2023年10月以降は「建築物石綿含有建材調査者」などの有資格者が行わなければならないことになっています。一定規模以上の工事では行政への報告義務も。古い建物ほど、調査と、含有していた場合の除去の費用を見込んでおきたいところです。

  • 建物の中に残された家財や設備の処分(残置物)
  • 使われていない井戸・浄化槽の処理
  • ブロック塀、庭木、物置、土間コンクリートなどの撤去
  • 解体後の建物滅失登記の手続き

あわせて確認したいのが境界です。境界標が見つからない土地では確定測量が必要になることがあり、隣地の塀や樹木、配管の越境が見つかることも。土地の形や面積がはっきりしないと、間取りの検討も進みません。

DAIYAHOMEならどうか

DAIYAHOMEを運営する大屋不動産株式会社には、不動産事業部(売買・賃貸・仲介/宅地建物取引業 愛媛県知事(15)第852号)と住宅事業部が同じ会社の中にあります。土地探しから設計・施工までワンストップなので、気になる土地が出てきた段階で「建てるまでにどんな工事が増えそうか」を建築側の目線でいっしょに確認できます。

そして当社の家づくりは、契約前に何度でも間取りの打合せを重ね、プランを固めてからご契約いただく進め方です。打合せは回数制限なし・何回でも無料で、契約後も制限はありません。土地の条件を織り込んで資金計画を落ち着いて組み立てられるので、契約後の変更で追加費用が膨らむことが起きにくい進め方だと考えています(契約後の変更は都度お見積りいたします)。

木目の軒天とアンティーク調の玄関灯。当社が手がけた住まいの外観ディテール
一邸ごとにゼロから設計する完全自由設計。土地の条件も含めて、一緒に考えていきます

地盤はSWS試験で調査し、地盤保証は20年です(保証内容の詳細はご相談時にご説明します)。お伝えしている坪単価70万円〜85万円(税抜)・平均建物価格 約2,300万円(税抜)は、本体工事だけでなく付帯工事等まで含んだ金額です(仕様・プランによります)。地盤改良や造成のように土地の条件で決まる工事は、土地が決まってから具体的にご案内します。

施工エリアは西条市・新居浜市・四国中央市・松山市。相続した土地や実家のご相談は、ソリューション事業部とも連携してお受けしています。資金計画の段階では住宅ローン金利比較(毎月更新)もご活用ください。

Qよくある質問

土地の価格以外に、どんな費用を見ておけばよいですか?
土地が原因で増える工事費は、大きく「地盤改良」「造成・高低差の処理」「上下水道・電気・ガスの引き込み」の3つです。古家が残っている土地なら解体費とアスベストの事前調査も加わります。このうち造成・引き込み・解体は買う前の現地調査と役所調査でおおよそ把握できますが、地盤改良は地盤調査をするまで確定しないため、資金計画に幅をもたせておくと安心です。
地盤改良が必要かどうかは、土地を買う前にわかりますか?
確定はしません。必要かどうかは地盤調査の結果で判断し、その調査は土地を取得して設計を進める段階で行うのが一般的です。DAIYAHOMEではスクリューウエイト貫入試験(SWS試験・JIS A 1221)で調査しています。ただし造成の経緯、元の地形、古い地形図や航空写真、周辺の擁壁や道路の状態、自治体のハザードマップといった情報から、傾向を読むことはできます。
水道の引き込み費用は土地によって違いますか?
違います。給水装置工事は水道法第16条の2にもとづく指定給水装置工事事業者が施工し、工事費に加えて加入金(分担金・納付金などとも呼ばれます)や設計審査・工事検査の手数料がかかります。これらの額は自治体ごとの条例で定められており、西条市では「加入金」として口径ごとの額が条例に定められています。前面道路に配水管が無い場合は本管の延長工事が必要になり、工事負担金が生じることがあります。
古家付きの土地は、解体費だけ見ておけば大丈夫ですか?
解体費のほかにも費用が出てきます。建築物の解体では着工前の石綿(アスベスト)事前調査が義務で、2023年10月以降は有資格者による調査が必要です。一定規模以上の工事では行政への報告義務もあります。さらに残置物の処分、使われていない井戸や浄化槽の処理、ブロック塀や庭木の撤去、解体後の建物滅失登記なども発生します。境界標が無い場合の確定測量も確認しておきたい項目です。
まとめ
  • 土地の価格は土地そのものの代金。家を建てられる状態にする工事費は別にかかる
  • 土地が原因で増えるのは①地盤改良 ②造成・高低差 ③ライフラインの引き込み(+古家があれば解体)
  • ②③と解体は買う前に調べられる。①地盤改良は地盤調査まで確定しないので予備費で備える
  • 高低差のある土地は盛土規制法(2023年5月26日施行)の規制区域かどうかを自治体で確認
  • 水道の加入金・手数料は自治体の条例で決まる。前面道路に本管が無いと延長工事の負担金も
  • 古家付きはアスベスト事前調査(2023年10月から有資格者)・残置物・滅失登記・境界までセットで考える

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【本記事について】2026年10月時点の情報に基づいて作成しています。盛土規制法(宅地造成及び特定盛土等規制法)の公布日・施行日および規制区域の仕組みは国土交通省の公表資料、給水装置工事の指定事業者制度は水道法第16条の2、加入金・手数料の定めは西条市水道事業給水条例、石綿(アスベスト)事前調査の資格要件と報告義務は厚生労働省の公表内容をもとにしています。制度・費用は変更される可能性があるため、最新情報および個別の土地の取り扱いは必ず自治体の担当窓口や公式サイトでご確認ください。費用は土地の条件によって大きく変わるため、本記事では具体的な金額を断定していません。掲載写真はすべて当社の施工事例・施工現場で撮影した実際の写真です。

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